「鉱区における影響参照区域、保護参照区域の指定」に係るワークショップへの参加
2017年10月
2017年9月27日~29日の3日間、ドイツのベルリンにおいて、影響参照区域(Impact Reference Zone)と保護参照区域(Preservation Reference Zone)に関するワークショップが開催(ISAとPew財団、国際海洋鉱物学会の共催)され、弊社からも参加しました。
このワークショップは、深海鉱物資源の開発規則の策定を前に、影響参照区域・保護参照区域に関する重要な論点について情報交換し、参加者間の共通理解を得るために企画されました。内容は次の通りです;1)専門家・コントラクターによる情報提供、(2)鉱物種毎にIRZ/PRZの指定に関する指針やモニタリング方針・内容について議論、(3)LTCへ提出するrecommendationの作成。コントラクターによる事例紹介では、日本、韓国、ドイツ、中国の4つのマンガン団塊コントラクターが発表しました。
参加者は専門家(生態学、分子生物学、国際法など)と、環境NGO職員、Mn団塊、コバルトリッチクラスト、熱水鉱床の探査権をもつコントラクター、そしてISA事務局職員で構成され、総勢50名を超える参加者が、影響参照区域と保護参照区域をどこにどのように設置すべきか、そして開発が開始された際、どのようにモニタリングを実施するのかについて活発な議論を行いました。
会場の様子
弊社による発表の様子