マンガン団塊の鉱区について
ハワイ南東方沖に位置するマンガン団塊鉱区
深海底の鉱物資源では、マンガン団塊の調査と開発へのアプローチの歴史が一番古く、1970年代には、アメリカ、ドイツ、日本などの大企業が国際コンソーシアムを結成し、共同で探査・研究開発を実施しました。そして5,000mの海底からマンガン団塊を試験回収して、金属インゴットを作成しています。
日本は、1981年から1997年の17年間に「マンガン団塊採鉱システムの研究開発」を旧通商産業省が大型プロジェクトとして推進し、システム、要素技術の開発および洋上試験を実施してきました。その中で当社は1987年にマンガン団塊のハワイ沖公海域の鉱区(7.5万k㎡、ほぼ北海道の面積と同じ)を設定、取得し、公海上にある当鉱区の深海底鉱物資源の探査から開発にかかる管理を行っている国際海底機構(ISA)との間で、2001年より15年間の契約を結び(2016年及び2021年、当契約を5年間延長)、探査活動等を行っています。